各種許認可申請の必要性と役割とは
起業をする際などに、必ずと言っていいほど必要になってくるのが、許認可申請です。
これがなければ、事業を始めることが不可能になったり、融資に支障が出てしまったりすることがあります。
そんな許認可申請ですが、なぜ必要であり、どんな役割を果たしているのでしょうか。
本稿では、各種許認可申請の必要性と役割について解説していきます。
許認可申請の必要性
許認可は、飲食店や施設の経営、事業の開始など、様々な営業について必要になります。
代表的なものとしては、飲食店や理髪店、建設業や古物商、風俗営業をする店やゴミの収集を行う事業などを挙げることができます。
許認可が必要とされる理由は、許認可について水準を超える能力の者にのみ与えるとすることで、サービスを受ける国民の安全や健康を保護するためです。
そのため許認可を得ることは、社会的な信用を得ることにも資するものといえます。
許認可がないまま営業をすると、当該事業は安全性を担保されていないことになり、取引先や融資を受ける相手の信用が得られないことになります。
また、国による規制のために、そもそも事業の続行事態ができなくなる場合もあります。
そのため、起業の際には必ず許認可が必要となるのです。
許認可申請の役割
許認可は、国民の安全を保護するための規制を敷く役割を果たしています。
許認可を受けていない事業は、行政庁によって、最終的に本来受けるべき許認可を受けるか、事業自体を諦めるかを選択することになります。
また、無許可営業には罰則が存在しているために、起業をしようとする者にははじめからきちんと許認可を受けるインセンティブが働くことになります。
このような仕組みがある結果として、国民は安全なサービスのみを受けることになるのです。
許認可には難易度別に3つの種類があり、これによって危険が生じる可能性が高い事業や規模の大きい事業は、それ相応の能力を持った者にしか営めないようになっています。
この制度も、国民の安全を保護する要素になっているといえます。
取得が最も簡単な許認可は「届出」と呼ばれており、これは規定された条件を充足すればほとんどの場合受理されるものといえます。
理髪店やクリーニング店などがこれの取得を必要としています。
次に簡単な許認可は「認定」であり、この場合行政機関による審査が入ることになります。
審査基準を満たしていた場合、「証明書」と呼ばれるものが交付され、事業を適法に営むことが可能になります。
これが必要な事業の例ですが、賃貸住宅管理業や旅行会社を営業する場合、認定の一種である「登録」が必要となります。
取得が最も難しい許認可は「許可」であり、これは通常禁止されている事業を特別に行うことを許す場合や、一定の権利の付与を伴う場合に必要となります。
この場合個人での取得は難しく、専門家への依頼を行うことが一般的です。
一定の規模を超える建設業や運送業などについて、これが必要とされています。
各種許認可申請については森下法律事務所にご相談ください
許認可申請は国民の安全を守るために必要なものであり、また事業の存続には不可欠なものといえます。
そのため起業の際などにはしっかりと許認可申請を行っておき、適法に営業ができるようにしておくことが大切です。
森下法律事務所では、各種許認可申請をはじめ、皆様からのご依頼を承っています。
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